お酒は薬物ではないと多くの人は言うかも知れませんが、よくよくお酒について調べてみると、認定されている薬物より危険だなって、私は思います。
お酒の作用
お酒は少量で、メリットがあって、
- 呼吸の促進
- 胃酸の促進
- 利尿作用
- 食欲の促進
しかし、多量のお酒では、次のデメリットがあります。
- 呼吸の抑制
- 呼吸の停止
- 心停止
- 血圧低下
アルコール中毒の症状について
お酒には毒性があります。お酒の毒性で身体機能に障害が起こる事を、アルコール中毒と言います。
アルコール中毒で、最も良く知られているのが急性アルコール中毒でしょう。
一気飲みは、急性アルコール中毒の原因です。一気飲みは、場合によっては中毒死もあります。
次に上げるのは、アルコール中毒の症状なのですが、一般的には知られていないかなって思います。
- 酩酊(めいてい)=ひどく酒に酔う事
- 運動失調
- 視力障害
- 反応遅延
- 興奮
- 意識消失
- 昏睡(こんすい)=呼び掛けに応じない状態
- 体温低下
- 心機能や呼吸の抑制
二日酔いについて
二日酔いは、アルコール中毒に伴う禁断症状の一種です。
症状としては、
- 頭痛
- 嘔吐
- 脱水症状
- 体がだるい
- 振戦(しんせん)=手足等の振るえ
- 血圧変動
二日酔いの場合、水を飲んでも嘔吐してしまうので、病院には行かず、とりあえず寝ます、私は。
アルコール依存症について
お酒の一番嫌な部分と言えば、依存症だろうと思います。
アルコール依存症の人には、次の9つの行動が見られます。
- 1日の行動の中心が、お酒を飲む事
- 耐性があるため、多量のお酒を飲んでいる
- 毎朝、禁断症状が現れる
- お酒が飲みたいという強迫観念を持っている
- 社会的に孤立している
- 家庭的にも孤立している
- 仕事がない
- 家庭内暴力をしている
- 被害妄想がある
これらが見られるのも、継続的な飲酒によって脳がダメージを受けているからです。
医療では、大脳皮質の神経細胞の脱落とか言っているのですが、これによって、記憶障害や人格の変化が起こります。
なので、昔のあの人ではないと感じたら、医者に相談した方が良いです。
毎日お酒を飲む事による身体への影響について
以下に記述しているのは、アルコール依存症の症状なのですが、アルコール依存症と診断されていない人でも、毎日お酒を飲んでいる人にも、当てはまるのではないかなって思います。
- 混迷・混乱
- 記憶障害
- 人格の変化
- 異常眼運動
- 歩行障害・歩行バランス障害
- 記憶消失
- 学習意欲の低下
- 知覚脱失
- 筋力低下
- 上肢と下肢の筋肉の萎縮
- アルコール性肝炎
- 肝硬変
- アルコール性胃炎
- 食欲不振
- 慢性的上腹部不快感
- 糖尿病
- 慢性すい臓炎
医療的には、大脳皮質の神経細胞の脱落とか、すい臓に障害とか、肝臓に障害とか、胃に障害とか言っています。
お酒は薬物ではないかどうかについて
お酒は薬物という扱いではないため、自発的に、社会的に、法的に飲める物です。
しかし、お酒には毒性がある事や、継続的な飲酒は、他の薬物には見られない臓器の病変がありますので、自分がどう思うかが大事かなって思います。