MDMAとは何か?
MDMAとは、3-4methylenedioxymethamphetamineの略称であり、日本語では3-4メチレンジオキシメタンフェタミンと呼ばれています。
アメリカでは、クラブ・ドラッグとして有名で、なぜか日本では、セックス・ドラッグとして有名です。
MDMAは、通称エクスタシーと呼ばれています。
若者が集まる繁華街のクラブやバーで、食事や水、睡眠を必要としないで、長時間に及ぶパーティーに耐えるために、MDMAは服用される事が多いです。
ただ、日本では違法薬物という扱いなのですが、錠剤が小さく、カラフルなため、一見すると、違法薬物としては分かりにくいです。
MDMAを簡単に言ったら合成幻覚剤
MDMAを服用すると、次のような作用が出ます。
- 他人への同情
- 仲間意識の強まり
- 抗不安作用
- リラックス効果
- 性欲亢進
- 幻覚
- 発汗
- 発熱
- 覚せい感
一見すると、何が悪いの?って思いませんか?
MDMAの作用時間
服用から15分後位に作用が現れ、2~8時間継続します。
MDMAの依存性について
MDMAの依存性は稀です。
身体的依存性は、それ程高くないのですが、精神的依存性が高いです。
MDMAの問題点
MDMAは過剰摂取すると、死亡例が報告されています。
また、ナイトクラブなどは、室内の温度が高いため、ダンスなどの運動のより体温が極端に上昇し、水分を摂取しない人もいるので、
- 極度の脱水症状
- 意識消失
- 失神
- 低血圧
- 突然死
- 疲労困ぱい
- 発熱に伴う筋繊維の障害
- 血管内血栓形成による脳梗塞
- 心筋梗塞
- 心拍数増加による不整脈
一応、パーティーではオレンジジュースなどの飲み物が提供されるのですが、上記の様な問題があります。
フラッシュ・バックという問題点
MDMAが違法薬物扱いにもなっているのは、MDMAをやめても、数年後に薬物の副作用が来るからです。
MDMAをやめてから一度も飲んでいなくても、数年後に
- 最近物覚えが悪い
- 自分は覚えていないが、突然暴れ出す
- 朝食を食べた事さえ忘れている
- 何を買いに来たのか思い出せない
記憶がなくて暴れ出していたなんて、家族に指摘されないと分からないですよね、本人は。
これが、いわゆるフラッシュ・バックと呼ばれるものです。フラッシュ・バックは、過去の薬物乱用や依存でもたらされます。
しかも、生活していて今まで何も問題なかったのに、突然フラッシュ・バックは来ます。
フラッシュ・バックと同時に、幻覚や幻想も起きます。