アントラージュ効果とは何か?製品によって医療効果は違う

大麻由来のCBD

インターネットでは、アントラージュ効果の説明が相乗効果という意味でしかありませんが、医療従事者の話し(アメリカの看護師)からすると、説明がちょっと違いました。

アントラージュ効果とは何か?

アントラージュ効果とは、大麻に含まれるカンナビノイド(THC、CBD、CBG、CBC、CBN等)やテルペン(リナロール、ミルセン、リモネン等)は、単品よりお互いの存在によって効果があるし、医療効果が増すよねとする考えの事です。

アントラージュ効果は、1999年にラファエル・ミシューラム博士によって初めて提唱された理論です。

大麻の特定の品種ケモバーで発見される

大麻の特定の品種ケモバー(chemovar)に含まれるカンナビノイドやテルペンの種類によって、それぞれ違う医療効果が発揮され、またその医療効果が増長されるのを発見したのです。

簡単に言ったら、品種によって医療効果が全然違うという事です。

また、昨今注目を浴びているCBDだけを抽出した製品ではなくて、フルスペクトラムといった全抽出が相乗効果(アントラージュ効果)があるという事です。

日本で手に入るCBD製品によっても実感が違う

CBD製品は値段が高いので、製品を比べるのは気が遠くなりそうですが、実際、痛み(腰痛や肩凝り)の医療効果があるなって実感したのは、ファマーヘンプの製品でした。

日本メーカーのプラスウィードの場合は、痛みの医療効果はなくて、集中力(書類に目を通す時)が高まるCBD製品でした。

巷で流通している濃度3%や5%は実感を感じにくい

CBD製品と言うと、大麻由来ですので、「違法じゃないの?」「グレーゾーンなのかな?」って正直思っている人が多いようです。

法学部法律学科を卒業した私が、説明しますね。

「大麻の茎や種子」から作られたCBD製品なら、合法です。

「大麻の葉っぱや花穂」から作られたCBD製品なら、違法です。大麻取締法で罰せられます

ですので、メーカーはキッチリと明記しています。「大麻の茎や種子」から作られたCBD製品ですよと書いています。

しかし、法律を知らない人は、大麻由来と言うと、怖いイメージしかありません。

明記していても、法律を知らないので、スルーしてしまいます。

だから、合法なCBD製品であっても、いきなり10%とか30%は初めての人も怖いはずです。

そこで、入門編として、濃度3%とか5%が設けてありますし、購入者の体重が分からないので、低濃度が用意されています。

ちなみに、濃度5%は体重60kg位の人で軽く体感できる程度です。

濃度5%でも、体重が70kgになると、実感しにくいと思います。

低濃度はどの国でも用意されていますし、体が受け付けるための準備運動のためでもあります。

お酒を初めて飲んだ人は思い出して下さい。いきなり日本酒を飲みましたか?5%のビールから飲みませんでしたか?

フルスペクトラムと記載されていたらOK

日本で売られているCBD製品なら、ほぼフルスペクトラムになっています。

フルスペクトラムと記載されていたら、アントラージュ効果があると思って大丈夫です。

ただ、製品によって、リラックスするのか、記憶や注意力が増すのか、痛みが緩和するのかは違いますので、最終的には、製品比較をされると良いでしょう。

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