大麻の脳への作用|取り締まり側と吸引者の見解
大麻を吸引すると、5年以下の懲役刑(強制労働あり)に処せられるので、日本では興味があっても、タバコのように吸引する事ができません。
しかし、違法であっても、ミュージシャンや芸能人が吸引して逮捕されています。
違法な事をしてまで吸引したいのは、なぜか?
大麻を吸引すると、どのような脳への作用があるのか?取り締まる側と吸引者の双方の見解を述べたいと思います。
警察や厚生労働省のホームページでの見解
警察や厚生労働省のホームページでは、怖いイメージが掲載されています。
①記憶や学習能力の低下
②知覚を変化させる
③何もやる気がしない状態
④人格の変容
⑤社会生活に適応できなくなる
ただし、掲載されている内容は、大麻を乱用した場合のみとなっています。注意したい所は、適量については掲載されていない事です。
また、アメリカの大規模な調査結果を比較してみても、上記の様な結果はありませんでした。
大麻吸引者の見解
大麻を吸引した者は、次のような症状が出ると言います。
①体が軽く感じる
②幸福感に包まれる
③宇宙の中の自分という存在を感じる
④創造的になる
⑤煩わしい人間関係を俯瞰(ふかん)できる
⑥物事をクリアに見れる
⑦時間が遅く感じる
⑧物事に対して集中できる
ただし、これらの症状は個人差があります。
と言うのは、大麻の品種や原産地によって、品質にムラがあるからです。
大麻に幻覚作用はあるのか?
結論としては、大麻初心者であって、THC濃度が高い場合のみ、幻覚作用があります。
上記の大麻吸引者の見解で述べたような症状を、大麻初心者は人生で初めて味わいます。
上記の症状を恐怖として感じるのです。ですので、パニックを起こします。
中には、「警察に追われている。」と訴える人もいます。
ただし、もう一度述べますが、大麻初心者であって、THC濃度が高い場合のみ大麻にも幻覚作用があります。
大麻はフラッシュバックを起こす
警察などでは大麻精神病と説明していますが、言葉を選んで欲しい所です。
過去に虐待を受けた人は、大麻を吸引すると、過去の虐待をフラッシュバックして再体験します。嫌な記憶が流れてきますので、暴力を受けた事に対して、言葉にならない程の怒りが湧いてきます。
しかし、大麻は過去の虐待を打ち消して、前向きにさせてくれます。
また、医療大麻として利用されるのも、大麻の前向きな力があるからこそ、リハビリとして使われています。