オランダでは大麻がコーヒーショップで売られている理由とは?

大麻と各国の動き

オランダのアムステルダムに行くと、コーヒーショップで大麻が売られています。

日本では信じられない光景だと思います。

オランダでは、大麻が合法なのか?と思ってしまいますが、実は違います。

オランダの大麻政策について

オランダでは、コーヒーショップで少量(5g)の乾燥大麻や大麻樹脂を購入する事ができます。

しかし、オランダは1961年の麻薬に関する単一条約(麻薬単一条約)に署名していますので、オランダの法律でも大麻は違法としています。

では、なぜオランダでは大麻がコーヒーショップで購入できるのか?

理由としては、大麻を少量だけでも販売と購入ができるようにすれば、ヘロインなどの他の薬物から切り離そうという狙いがあるからです。

ですので、オランダでは、1976年以降から大麻の販売・購入・所持は本来は犯罪だけど、少量なら逮捕しないという方針になっています。

コーヒーショップの大麻販売のルールについて

コーヒーショップでは、少量の乾燥大麻や大麻樹脂を販売する事ができるのですが、ルールがあります。

  • 21歳未満には販売してはならない
  • アルコールなどが販売できない
  • 大麻の広告ができない
  • 近隣住民に迷惑を掛けるな
  • 店に保管できる大麻の量は500g未満まで

上記の5つのルールを破ると、コーヒーショップは免許はく奪と、オーナーへの刑罰が科せられます。

コーヒーショップの大麻の仕入れ方法について

オランダのコーヒーショップは、次の方法で大麻を仕入れをしています。

  • 自家栽培
  • モロッコから輸入

ただ、輸入品に関しては、仕入れ先が逮捕されると仕入れができなくなるので、結局は販売価格が上昇気味になっています。

オランダの大麻の値段について

オランダのアムステルダムでは、下記のコーヒーショップで乾燥大麻や大麻樹脂を、購入する事もできますし、店内で吸引や食べたり、持ち帰ったりする事ができます。

  • Grey Area
  • Solo
  • Goa
  • 1e Hulp
  • Tweede kamer
  • Amsterdam
  • The Plug
  • Bas Joe
  • Amnesia
  • New Times
  • Boerejongens
  • The Old Church

現在、オランダでは、お店によって値段にバラつきがありますが、概ね次の通りです。

  • サティバ種1g6.5~14.5ユーロ
  • インディカ種1g6.5~25ユーロ
  • ハッシュ1g13~30ユーロ

1ユーロ121円で計算すると、7ユーロ=847円、10ユーロ=1,210円、20ユーロ=2,420円、30ユーロ=3,630円となります。

オランダの大麻政策は結局どうなのか?

オランダのアムステルダムに行くと、日本の喫茶店並みの店舗数で大麻が売られています。

また、それなりに購入者もいます。

オランダの国の方針としては、ヘロインなどの他の薬物への繋がりを立ちたいという狙いがあり、一応、若年層では導入年より減ったという統計が出ていますので、成果は出ています。

ただ、オランダに大麻目的で旅行しに来る者がいるという指摘もあって、万歳ではないようです。

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