ヘンプオイルの効果|体脂肪や肌などの体質改善には良い

大麻の実用性

ヘンプオイルは、スーパーマーケットでは、ほぼ見る事ができない油ですが、体質改善には良い油なので、インターネットで見付けた試したい油です。

ヘンプオイルとは?

ヘンプオイルとは、大麻の種子から取れる油の事です。ヘンプシードオイルとも呼ばれています。

ヘンプオイルには、人間の体内では作る事ができない、リノール酸とアルファ(α)ーリノレン酸が含まれています。リノール酸とαーリノレン酸は、食べ物からしか取れない油(必須脂肪酸)です。

しかも、このリノール酸とαーリノレン酸が、大麻の種子の場合、3:1の割合で含まれています。

この割合が凄いのです!厚生労働省や世界保健機構(WHO)がリノール酸とαーリノレン酸を摂取する際は、割合を4:1が望ましいと推奨しているのですが、日本の市場では、ほぼお目にかかれないからです。

ヘンプオイルの効果について

ヘンプオイルは、食用でも、化粧用でも体質改善には使える油だと思います。

記憶力や学習能力に対して

ドコサヘキサエン酸(DHA)が不足すると、記憶力や学習能力に影響を及ぼすという研究結果があります。

ですので、魚を食べるか、サプリメントを飲むか、ヘンプオイルを取れば、子供の受験勉強にもサポートできますし、自分の物忘れ防止にもなると思います。

体内の血中の油に対して

ヘンプオイルに含まれるαーリノレン酸は、人間の体内に入るとDHAとエイコサペンタエン酸(EPA)に変わります。

DHAとEPAは、魚の油です。DHAとEPAは、体内で、血液の中の脂肪を分解する酵素を活性化させます。また、新たな脂肪の作成を抑制する効果があります。

ですので、健康診断の血液検査で、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪が基準より高めと注意された人は、魚を食べるか、ヘンプオイルで料理するなどして摂取すると、基準値に近づくと思います。

肌に対して

αーリノレン酸や、ガンマー(γ)ーリノレン酸、EPAを摂取すると、アトピー性皮膚炎が改善されるという研究報告があります。

ですので、ヘンプオイルか魚を食べるか、化粧品のヘンプオイルを肌に塗れば、肌トラブルが改善すると思います。

また、αーリノレン酸は、他の油より肌に留まる時間が長いので、化粧品では要チェック項目の一つだと思います。

髪に対して

中国の本『本草網目(ほんぞうこうもく)』には、「桐の葉1束と大麻の種子5リットルを米のとぎ汁で、5~6回沸騰するまでじっくり煮込み、そのエキスで髪を洗えば良く育つ」という記述があります。

桐の葉が良かったのか、麻の実が良かったのか、米のとぎ汁が良かったのかは分かりませんが、大麻の種子にはαーリノレン酸が含まれていますので、頭皮に浸透して、頭皮のターンオーバーが促されたかも知れません。

食用と化粧用のヘンプオイルの違いについて

作り方が違います。

化粧品のヘンプオイルは、大麻の種子の独特の臭いを消すために、活性炭などで手が加えられた油になります。

それに対して、食用のヘンプオイルは、大麻の種子の栄養素を残すために、何も手が加えられていない油になります。

食用のヘンプオイルを購入する際の注意点

市販の油は、石油溶剤であるヘキサンで、べに花と菜種から油を抽出します。

簡単に言ったら、車やバイク用品のパーツクリーナーで、市販の油は作られている事になります。

ヘキサンで抽出された油は、トランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症になると指摘されている油です。アメリカでは2006年からパッケージに表示の義務化がされていますし、フィリンピンやマレーシアのお菓子や食べ物のパッケージに表示されています。

それに対して、55度以下で何も手を加えず、ただ搾った油があります。低温圧搾法と呼ばれる方法です。

低温圧搾法は、油の取れる量が限られるのと、作業に手間が掛かるので市場では値段が高いですが、油を購入する際は、健康的には選びたいです。

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